[06:30.00]揺れ動く想いの嵩張る程美しく
[06:30.00]誇らしげに咲いた花に心躍り願い事して
[06:30.00]柵の無い大地から愛すべきもの探し出す
[06:30.00]ありったけの思い吸い込んで空に手を伸ばす
[06:30.00]枯れた葉なし言葉
[06:30.00]朽ちては癒えない花びら
[06:30.00]老いて死絡みつく
[06:30.00]雨露は重く
[06:30.00]丘の上のクローバーは泣いて過ごしている
[06:30.00]私だけ咲いて居ても虚しいだけと
[06:30.00]病葉一枚落として私を占っても
[06:30.00]傍に居る人はいつも私から離る
[06:30.00]まっすぐに伸ばした手を
[06:30.00]今直ぐに割いて
[06:30.00]丘の上のクローバーは戦慄いて過ごしている
[06:30.00]誰か私に罰を下してくれと
[06:30.00]叶えども言葉にすらならない
[06:30.00]徒花を彷彿とさせる偽りの香
[06:30.00]だけど誰か傍に居て欲しいと
[06:30.00]我儘にむずかる
[06:30.00]それを聞いて心の綺麗な花々は寄り添う
[06:30.00]駄目よ私の汚れた言葉を
[06:30.00]無垢に嚥下すると
[06:30.00]そっと指先触れただけで泡沫に消えゆく
[06:30.00]誰か止めてよ
[06:30.00]風吹く日は独り
[06:30.00]歌って過ごしている
[06:30.00]誰にも聞こえないよう
[06:30.00]霞む歌声で
[06:30.00]雨降る日は独り
[06:30.00]笑って過ごしている
[06:30.00]誰にも見られないよう
[06:30.00]肩浮かせずに
[06:30.00]声も上げずに
[06:30.00]枯れた葉なし言葉
[06:30.00]朽ちては癒えない花びら
[06:30.00]乞いて手柄にする
[06:30.00]まだ梅雨は遠く
[06:30.00]丘の上のクローバーは泣いて過ごしている
[06:30.00]私だけ咲いて居ても虚しいだけと
[06:30.00]一粒の雨露を通して私を惟ても
[06:30.00]分かるのは私が最も汚れていること
[06:30.00]まっすぐに萌やした芽を
[06:30.00]今直ぐに割いて
[06:30.00]丘の上のクローバーは笑って歌っている
[06:30.00]今まで有難う、そして御免なさいと
[06:30.00]願わくば私が消え去った後には
[06:30.00]この丘一面に貴方方の笑顔を
[06:30.00]私が遠くの更地孤独の果てに
[06:30.00]息絶えても誰も知らずにさ
[06:30.00]それでも誰の邪魔にもならないのなら
[06:30.00]私この空へ身散る